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カラフルに優しく照らす明かり 落ち着いた木漏れ日のような輝き ボンボラ

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カラフルに優しく照らす明かり 落ち着いた木漏れ日のような輝き ボンボラ

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ベースライトとボール20個が入ったセット(4500円)はギフトにも人気=2014年12月16日、大阪市西区(寺口純平撮影)  【大人の時間】

 おしゃれなインテリアやセレクトショップ、カフェが連なる大阪市西区。靱(うつぼ)公園のすぐ近くの一角に、インテリアショップ「ボンボラ」がある。大きな窓からショップをのぞけば、そこだけ日だまりに包まれたようなほの明るさが漂っている。それもそのはず。ボンボラで取り扱うのは、テニスボールほどの大きさの球状ライト、ボンボラライト。20個のボンボラボールが連なったひも状のインテリア照明は、色とりどりの柔らかな毛糸から放たれる光が優しく、そしてさまざまな表情を見せてくれる。

 「10年前にフランスに旅行した際、ショップを飾るディスプレーにこのライトがあちこちに飾られていたのを見かけて驚きました。どうして日本にはカラフルな照明がないのかな、と思ったことが輸入販売のきっかけとなったんです」と代表の野村龍史さん。

 欧米では照明は大切

 ボンボラライトはヨーロッパやアメリカではメジャーな照明。居心地よく家で過ごすひとときを大切にするヨーロッパの人にとって、照明はインテリアと同じくらい、大切な位置づけだ。

 ボンボラボールは触るとぺこっとへこむほどやわらかい。これは糸のみを巻き付けて作られているからだ。6センチの風船を膨らませ、そこに毛糸をぐるぐると巻いていき、水溶性の糊(のり)で接着して毛糸を完全に乾燥させる。風船を抜けばボンボラボールの完成だ。

 光の漏れ方、一つ一つ異なる

 ヨーロッパ発の照明だが、ボール自体はタイの工場で作られている。ボンボラで扱うボールは、フランスの大手照明メーカーと同じ工場で作られているという。巻かれる糸は一つ一つ職人の手によるもの。作り手によって巻き加減が異なるので、光の漏れ方が微妙に異なるのも特徴だ。鮮やかな蛍光色から優しいパステルカラーまで、彩色パレットのようなカラフルな52色がそろう。

 なかにはクリスマスツリーの装飾に使われそうな、小さな0.84ワットの白熱球がボールの中に仕込まれている。白熱球自体も一つ一つは暗めで、触ってみるとほのかに温かい程度。

 「LEDのような直線的な冷たい感じではなく、間接照明より落ち着いた白熱球の木漏れ日のような優しい輝きは、ボンボラボールとの相性がぴったりなんですよ」と野村さん。

 取り付け方はいたって簡単。ボールの配色を決めてから差し込み口を少し広げ、ソケット部分を差し込むだけ。色のトーンをあわせて濃淡を楽しんでみたり、反対色をあわせてみれば、ポップにもアバンギャルドにもなる。

 飾るだけで部屋のアクセントに

 天井からフックでつるしたり、棚や窓辺に飾るだけで部屋のアクセントになりそう。もちろん、照明としてだけではなく、ショップで飾られているように、白熱球を入れずに透明なガラス瓶に飾ってみれば見せるインテリアとしても長く楽しめそうだ。

 結婚や出産、引っ越しやパーティー用の装飾として購入する人がほとんど。ギフトとして選ぶ人も多いそう。昨年秋には、そのカラフルなかわいらしさが受けて、東京の商業複合施設、渋谷ヒカリエでポップアップショップも展開し、好評を博した。

 訪れる人のほとんどは女性客。カラフルなボールを片手に、どんなふうに飾ろうかと色を選ぶのに手間取っていた。そんな人のために手軽なベースライトとボール20個が入ったセットも販売されている。家で過ごす時間が増えるこの冬の時期。ヨーロッパ発のかわいいを体験しに、ショップを訪れてみてはいかがだろう。(文:木村郁子/撮影:寺口純平/SANKEI EXPRESS

 ■ボンボラ 大阪市西区靱本町2の5の2、第7横井ビル1階、(電)06・6131・9733。営業時間は午前11時から午後7時、水曜日と第2、第4火曜日定休。ネットのオンラインサイトからも購入が可能。HP(www.bonbora.com/)。

 ※価格はすべて税別です。

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