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自問自答し続けた18年間 ブンブンサテライツ
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【かざすンAR(視聴無料)】ロックユニット、ブンブンサテライツ=2014年7月21日(提供写真) ブンブンサテライツは1990年から活動を開始、97年にデビューし、世界的な活躍をするクラブ時代のロックユニット。90年といえば、バンドブームが崩壊する年。ベースを担当するスポークスマン的な中野雅之は語る。
「ロックに影響されて始めたユニットですが、ロックバンドじゃなかった。ラッパーを入れたり、さまざまな実験をして、やりたい音楽を徐々に固めていったんです」
90年代、サンプラーやPCが安価になって誰にでも打ち込みサウンドが可能になると、ドラムが必要なくなる。特にテクノやハウスでは生楽器が必要なかった。
「僕らに手本となる音楽はなかったのです。どのバンドもロック的ユニットも、自分たちの音楽をする上で参考にはならなかった」
97年には当時のテクノ界では筆頭だったベルギーのR&Sレコーズからシングルをリリース。欧州の音楽専門誌で激賞された。彼らのライブの場は、クラブ系のイベント。サウンドはテクノエイジのクールさが基調だが、イベントで彼らのロック色は傑出していた。
「クラブ系のイベントの中、常にロックをやっているという意識は持っていましたね」
デビュー時は「ビッグビート」というロック的なクラブ音楽がはやっており、そのカテゴライズでシーンの寵児となった。しかし、流行の波は激しかった。ビッグビートはあっという間に廃れた。だが、ブンブンは残った。
「世界のツアーに出て、Mobyとかさまざまなスターたちと一緒になり、彼らから学んだこともあります。しかし、一番印象的だったのは、ものすごい勢いで姿を変えていった音楽業界です」
CDが売れないと報じられ、激変していく日本の音楽業界だが、彼らの見た世界の業界の変化はその比ではなかったという。昨日スターだった人がふっと消える、大きな会社がなくなる、そんな様子を目の当たりにした。
「その中では、何が自分たちの音楽の芯となっているのか? 常に自問自答しなければならなかった。その芯とは一過性となることもあるリズムではなく、メロディーであり、ハーモニーだったと考えるようになりました」
デビューから18年、激変する音楽状況とビジネスの中で、堂々と残るブンブン。新作「SHINE LIKE A BILLION SUNS」ではより旋律への集中力が高まった。口ずさめるメロディーも備える彼らとしては会心の一作。この盤には後輩たちに腕前を披露させるリミックスコンテストも行っている。
「若者の腕試しですね。フィードバックされるものもあります。でも器用でも、小さくまとまってしまう若者も多いですね」(アーティスト・作詞家 サエキけんぞう/SANKEI EXPRESS)
※映画紹介写真にアプリ