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ぜいたくパンケーキに上質ロコフード モエナカフェ 京都河原町店

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ぜいたくパンケーキに上質ロコフード モエナカフェ 京都河原町店

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いちごソースのホイップと練乳の上にいちごを敷き詰めた日本限定の「いちご&ミルクパンケーキ」(1296円)=2015年2月27日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)  【京都うまいものめぐり】

 2012年9月のオープン以来、ハワイで大人気のパンケーキ店「モエナカフェ」が、昨年6月の東京・原宿店に続き、8月に国内2号店となる京都河原町店をオープンさせ、若い女性らの注目を集めている。もちもち、ふわふわでボリュームたっぷりのこだわりパンケーキのほか、ロコモコやエッグベネディクトといったハワイの上質なロコフードも楽しめるとあって、観光客でにぎわう春の京都で人気を高めている。

 京都を代表する繁華街、四条河原町の少し北に、若者や観光客に人気のしゃれたお店が立ち並ぶ“裏寺町”と呼ばれる一角がある。「モエナカフェ 京都河原町店」もこのエリアにあり、グレーを基調にしたシックな石造りの外観がひと際目立つ。

 本家ハワイのモエナカフェは、ワイキキから車で東に約20分ほどの場所にある高級住宅地ハワイカイにあるショッピングセンター「ココマリーナセンター」にあるが、観光客はもちろん地元の人々に高く評価されており、ハワイで権威ある雑誌「ホノルルマガジン」主催のグルメアワード「ハレアイナ賞」の朝食部門で13年から2年連続で口コミNo.1に輝いた。

 こだわり秘伝のレシピ

 人気の秘密は小麦粉やベーキングパウダー、バターミルクパウダーといった原材料の配合からソースのレシピ、焼き方、そして盛り付けに至るまで、こだわり抜いた秘伝の製法に基づく独自のパンケーキを提供するところにあるが、京都河原町店の中村瑞峰斎逸一(なかむら・ずいほうさいいつひと)店長(35)によると「日本ではこうした秘伝の配合といったオリジナルのレシピを忠実に再現すると同時に、日本だけの限定メニューも展開している」とのこと。

 さらに京都では「観光客も地元のみなさんもとにかく食べ物の味にうるさいという土地柄なので、気が抜けない」という。

 というわけで、早速、本場を魅了する自慢のメニューの数々をいただいた。まずは「スモークハムのエッグベネディクト」。「他店はイングリッシュマフィンを使うことが多いですが、うちはガーリックオイルを少し染みこませたバゲット(フランスパン)をカリッと焼き、その上に焼いた厚切りのスモークハムとポーチドエッグを乗せているのが特徴ですね」(中村店長)。確かにバゲットのカリカリ感が印象的だ。

 ロコモコじっくり煮込み

 続いて「モエナスペシャルロコモコ」。ハワイのロコフードの代表格、ロコモコだが、こちらも「ハンバーグではなく、野菜と一緒にビーフシチュー状態で約3時間煮込んだ150グラムの牛肉の塊を使っている」(中村店長)といい、ハンバーグでは味わえない濃厚でボリュームある牛肉の食感が楽しめる。

 そしていよいよパンケーキ。渦巻き状のクリームチーズソースが印象的な「シナモンロールパンケーキ」は、生地の裏側に染みこませたシナモンソースと濃厚なクリームチーズソースが絶妙の味わいを生み出す。

 さらに「いちごとフルーツ 生クリームスペシャルパンケーキ」は、3段重ねのパンケーキの上に生クリームがそびえ立つ超ド級の逸品。高さは約15センチ。イチゴのほか桃、パイナップル、ブルーベリー、オレンジといった果物を存分に使い、ハワイのキラウェア火山をイメージし、いちごのソースが溶岩のようにしたたり落ちている。日本限定の「いちご&ミルクパンケーキ」も、いちごソースのホイップと練乳の上にいちごを敷き詰めたぜいたく過ぎるひと品。

 確かにパンケーキ自体、どれもふわふわの食感で、力を入れないと切れない程のもちもち感。さらに甘さは控えめながら素材の味やバターの香りがしっかり感じられるのが女子に人気の秘密だと確信した。絶品パンケーキを中心に据え「アットホームでにぎやかなお店にしたいですね」と中村店長は夢を語る。(文:岡田敏一/撮影:志儀駒貴/SANKEI EXPRESS

 ■モエナカフェ 京都河原町店 京都市中京区新京極通四条上ル中之町579の7の5。(電)075・257・7665。営業時間は平日が午前11時~午後10時30分(LOは午後9時30分)。土・日・祝日は午前9時~午後10時30分(LOは午後9時30分)。無休。

 ※価格はすべて税抜きです。

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