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【This Week】(5月4~10日) GWの閣僚外遊、欧米に集中

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【This Week】(5月4~10日) GWの閣僚外遊、欧米に集中

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次の訪問地、ロサンゼルスへ向け出発する安倍晋三(しんぞう)首相(左)と昭恵夫人=2015年1日、米カリフォルニア州サンフランシスコ(共同)  安倍内閣の閣僚外遊が大型連休後半に入り、ピークを迎えている。安倍晋三首相(60)と対象閣僚13人の訪問国を地域別に見ると、計16カ国のうち9カ国が欧米で、人気の高さをうかがわせる。近隣のアジアは3カ国にとどまる。中国は1人、韓国ゼロで、領土や歴史認識問題を背景とした関係冷え込みを印象付けた。

 欧米諸国のうち訪問者数でトップに立ったのは、首相を含め計4人の米国。首相は首脳会談に臨み、中谷元(なかたに・げん)防衛相(57)と岸田文雄外相(57)は日米4閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)に出席した。山谷(やまたに)えり子拉致問題担当相(64)は3日に訪米し、国際シンポジウムに出席。

 フランスには下村博文(しもむら・はくぶん)文部科学相(60)が関係閣僚との会談のため、イタリアには林芳正(はやし・よしまさ)農林水産相(54)が国際博覧会(万博)で日本食の魅力をアピールするために訪問。林氏は英国にも足を延ばす。

 ドイツ、スイスには塩崎恭久(やすひさ)厚生労働相(64)、カナダには上川(かみかわ)陽子法相(62)がそれぞれ向かう。政権としては、先進7カ国(G7)参加国全てに閣僚を送り込む格好になった。このほか東欧のエストニアを、山口俊一(しゅんいち)IT政策担当相(65)がサイバー施設視察のために訪れた。アゼルバイジャンには麻生太郎財務相(74)が入り、アジア開発銀行(ADB)の年次総会に出席する。

 中東ではトルコが人気で、太田昭宏国土交通相(69)と林、下村両氏の計3人が訪問。カタールには山口氏が入る。中南米は、米国と国交正常化交渉を始めたキューバを岸田氏が訪問。世界経済フォーラム関係会合を開くメキシコに上川氏が飛ぶ。

 アジアでは、宮沢洋一経済産業相(65)がインドでナレンドラ・モディ首相(64)と会談。望月義夫環境相(67)は中国・上海で日中韓環境相会合に出席した。高市(たかいち)早苗総務相(54)はタイを訪れた。(SANKEI EXPRESS

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