ニュースカテゴリ:EX CONTENTS
トレンド
かまどで焼き上げる正統派ステーキ ハイアットリージェンシー京都 ザ・グリル
更新
「日吉豚のチョップ」(手前)と「熊本牛のテンダーロイン」(右)。サイドディッシュ(左上)を組み合わせて主菜に=2015年6月30日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
まきを使ったれんがのかまどで焼き上げられるステーキ肉やハイグレードな洋食メニューの数々。気軽にふと立ち寄り、優雅な食事のひとときを楽しませてくれるのがハイアットリージェンシー京都の「ザ・グリル」だ。吟味された食材を美味なる一皿に仕上げるホテルシェフたちの技を求め、欧米をはじめ世界中から食通たちが訪れる。
千手観音を本尊とする仏堂、三十三間堂に隣接するハイアットリージェンシー京都。その1階にあるレストラン「ザ・グリル」は、米国や欧州から京都観光に訪れる観光客らが好んで訪れる。厨房(ちゅうぼう)には赤いれんがのかまどがあり、間伐材などを使った炎で肉をあぶり、余分な脂分を落としてジューシーに焼き上げてくれるのは、このレストランならではの演出だ。
メーンディッシュになる「熊本牛のテンダーロイン」(150グラム)は鉄板でじっくり焼いた後、表面にバターを塗ってかまどで焼くなど手間をかけたステーキ。表面に焦げ色の付く肉をナイフで切り分けるとその内側は赤くとても軟らかい。一方、骨付きの京都産豚肉「日吉豚のチョップ」(220グラム)は外側がカリッと焼かれ、内側は淡泊な赤身と脂身が一体となって口の中でほどよくとろける。こうしたステーキ肉にかけるソースを、赤ワインソースやバーベキューソースなど8種類の中から選べるのもうれしいサービス。南アフリカ出身の料理長、エティエン・トゥルーターさんは「日本の豚肉は軟らかくヘルシーだ」と一押しだ。
「多くの肉を味わってみたい」という人のためのメニューが「ミックスグリル」。少し小ぶりの日吉ポーク、豪州産のラム(子羊)チョップ、米国産の牛タンとテンダーロインの4種類が一皿に集められ、マッシュポテトとトマトが添えられる。
肉のメニューに付け合わせるサイドディッシュは8種類。甘みのある「サツマイモのフライ」や、ヒメニンジン、芽キャベツなどを盛り合わせた「ローストベジタブル」などが用意されている。
前菜の「キヌサヤのサラダ」は、輪切りにしたトマトを敷き、その上にキヌサヤのほかベビーリーフやインゲン、グリーンピースなど緑の野菜が盛りつけられている。バルサミコ酢のドレッシングで味付けされ、キヌサヤのサクサクとした歯応えが食感に心地いい。
どろりと濃厚な「フィッシュスープ」はタマネギ、ニンジン、トマトやサフランに白身魚をミキサーにかけて濾(こ)したスープに、グリルした鯛の切り身やホタテを浮かべたぜいたくな一品。スープにはコショウやコリアンダーなどの香辛料を混ぜ合わせ、ほんのりとスパイシーな味わいだ。
直径12センチのバンズ(丸パン)にビッグなハンバーグが挟まれた「ザ・グリルバーガー」は食べ応え十分。バンズにはフランス流に風味のあるディジョンマスタードを塗り、「肉汁を閉じ込めた」(皆川和國副料理長)という味わい深いハンバーグ(160グラム)のほかレタスやトマト、ピクルスが挟まれている。好みに合わせチーズや目玉焼きも挟み込んでくれる。脇役のフライドポテトは1センチ角と大きめで特製のマヨネーズが味を引き立てる。
名物デザートが「京都サンデー」。抹茶のアイスクリームとわらび餅、黒豆の甘露煮や黒ごまを板状に焼き上げたチュイールと生クリームの“和洋”が大きなガラスカップの中に同居するぜいたくなスイーツは食事を締めくくる一品にうってつけだ。
ガラス窓を通して眺められるのは手入れの行き届いた緑豊かな日本庭園。晴れた日にはオープンテラスに席を取り、運ばれるメニューを味わうのも一興だ。(文:巽尚之/撮影:志儀駒貴/SANKEI EXPRESS)