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こだわり生パスタ 愛され続けるイタリアン ダニエルズ
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夏限定(9月上旬までの予定)の「生ウニとフレッシュトマトの冷製パスタ」(1800円)はトマトの酸味とウニの濃厚でクリーミーなうま味が絶品=2015年7月3日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
今年2月にオープン20周年を迎えたイタリア料理店「ダニエルズ」は、阪急京都線の烏丸駅から徒歩2分、京の台所と呼ばれる錦市場の西側入り口にほど近い抜群の立地に加え、独自配合した小麦粉をパスタマシンで製品化した自慢の生パスタにこだわり続けることで地元の若いOLから食通に至るまで、多くの京都人に愛され続ける名店で知られる。価格もリーズナブルとあって、最近はワインバーのように一人のみでふらりと立ち寄る女性客が増えているという。
ビルの2階にあるお店に足を踏み入れると、しゃれたテーブルや椅子が並び、天井の壁からは屋根瓦がのぞくなど、イタリアの街角を模したような雰囲気。11テーブル24席という広めのスペースも、ゆったり食事を楽しむにはちょうどよい。
さらに3階には16席のパーティールームもあり、企業や各種団体の食事会など幅広いニーズにも対応している。
丸山隆寛店長(37)によると、もともとこのお店などを経営するグラマラスフードの赤松佐知子社長が大学時代、このお店でアルバイトをしていたところ、縁あって経営権を譲り受けたのが始まりという。店名も当時のままだ。
それから20年。京都でイタリア料理が珍しかった頃から地道に営業を続け、いまでは、こだわりの生パスタが自慢の人気店に。「ランチの時間帯は20~30代のOL、ディナーでは年配の男性客や観光客」が詰めかける。
そんなわけで、早速、料理の数々をいただいた。
まずは「採れたて旬野菜のサラダ」。トレビス(レッドレタス)やルッコラ、水なす、ズッキーニ、紫カリフラワー、ミディトマトなど、目にも鮮やかな約10種類の旬野菜の数々を、塩、こしょう、オリーブオイル、バルサミコの4種類を使い分けていただくが、しっかりした歯応えやみずみずしさといった新鮮野菜本来の“野菜力”に驚かされる。
「牛肩ロースとたっぷり旬野菜のグリル」も、肩ロースの中でも希少部位で知られる赤身の多いヘルシーな「ザブトン」を使っており、肉のうま味を存分に楽しめるうえ、あっさり食べやすい。「若い女性の団体客に人気です。2、3人でひと皿注文されるケースが多いですね」(丸山店長)
もう一つ、女性に人気のサラダが「海の幸とグレープフルーツのサラダ」。ミニコウイカやエビ、イイダコ、ムール貝といった魚介類の濃厚なうま味とズッキーニのシャキシャキ感、そこにグレープフルーツ特有の夏らしい柑橘(かんきつ)系のさっぱり感が加わり、辛味や甘味、爽やかな酸味が絶妙のバランスでもって広がる。
そして、この季節の一押しが「生ウニとフレッシュトマトの冷製パスタ」だ。夜のアラカルトの人気商品で、トマトベースのソースに、冷製に合う極細麺のカッペリーニを合わせているが、トマトの酸味とウニの濃厚でクリーミーなうま味とのコラボはまさに絶品。
「価格は高めですが、その分、絶対満足してもらえると確信しています」(丸山店長)との言葉に偽りはなかった。
デザートの「レモンクリームのチーズケーキ」も、レモンの新鮮果汁や皮を多めに加えており、普通のチーズケーキより酸味が強い分、さっぱり感が際立つ。「人気のアヒージョ類などの後に食べると最高です」(丸山店長)
20年間続いた理由を尋ねると丸山店長はこう胸を張った。「自分たちが自信を持っておいしいと感じた料理を出し続けた結果です」(文:岡田敏一/撮影:志儀駒貴/SANKEI EXPRESS)