ニュースカテゴリ:EX CONTENTS
トレンド
異色学生起業家に直撃インタビュー(上) 「ファッション通じ幸せの連鎖起こす」
更新
インタビューに答える、「Gene&co.(ジン&カンパニー)」創業者兼代表の広瀬聖夜(せいや)さん(右)=2015(平成27)年(大東文化大学、小指眞佳提供)
日本でも「学生起業家」という言葉が聞かれるようになってきた。大学在学中に起業し、学業と両立させながら、ビジネスに取り組む若者たちだ。学生独自のネットワークを活用したり、大学での研究テーマを生かしたりと、二足のわらじのメリットは小さくない。そんな学生起業家の中でも、異色の存在として注目されている若者がいる。オーダーメードスーツを手がける「Gene&co.(ジン&カンパニー)」の創業者兼代表で東海大学4年の広瀬聖夜さん(21)。学生記者の大東文化大学、小指眞佳さん(23)が直撃インタビューを行った。
□今週のリポーター 大東文化大学 有志学生記者 小指眞佳さん
≪Gene&co.創業者兼代表 広瀬聖夜さん≫
学生起業家の多くは、IT業界に集中している。そんな中で、ファッション業界で起業した広瀬聖夜さんは、異色の存在として注目されている。どうしてファッション業界で起業したのかという素朴な疑問に加え、私自身もいつかファッション業界で起業したいという夢があり、広瀬さんに大きな関心を持った。起業のきっかけややりがいなどについて知りたいと思い、インタビューを申し込んだ。
――起業した「Gene&co.」の社名には、どんな思いが込められているのですか
「gene(ジン)とは、遺伝子のことです。人間は一人一人顔や体格が異なります。顔や体格が異なるのは一人一人遺伝子が違うからです。そんな遺伝子のように、内面から人間を輝かせたいと考え、この言葉を使いました」
――会社として目指しているものはなんですか
「事業の目的は『ファッションを通じてたくさんの人に感動と幸せをお届けする』ことです。外見を変えることによって周囲の反応が変わり自分に自信がもてるようになったり、外見だけではなく内面も磨く努力をするようになったりと、ファッションは最高の自己表現であり、コミュニケーションツールだと思っています。一人が笑顔になれば、その人を見て笑顔になる人がいる。そしてまたその人を見て、という笑顔と幸せの連鎖を起こしていきたいと考えています。
つまり、自分の魅力を最大限に生かすファッションを身にまとうことで思考が変わり、行動が変わり、習慣が変わり、運命が変わり、人生が変わる。お客さまのそんなライフサイクルをファッションを通じて応援していきたいと思っています」
――起業したきっかけを教えてください
「一言で言うと、縁です。たくさんの方の支えがあって今の自分があります。1年前はごく普通の大学生でしたが、この1年でいろいろな方と出会うことができ、コミュニケーションの大切さや人として大切なことを知ることができました。そして何がやりたいか、なぜやりたいかを常に自問自答をして、ある答えが出ました。それが、『ファッションで本当の感動をお届けしたい』というものでした」
「アルバイトでアパレルの販売員をしていたときに感じたのですが、売り上げばかりを考えて、その人に本当に似合うものを提案していない販売員が多すぎる。そして、お客さまとの関係性が薄い。自分はお客さまとファッションを通じて一生涯付き合っていけるような関係でいたいと思っています。だからこそ、わが社の営業活動は、口コミと紹介だけです。これからも人とのつながりを大切にしていきたいと考えています」
――事業内容について教えてください
「オーダーメードのスーツ、ジャケット、シャツ、スラックスと、スーツスタイルからカジュアルスタイルまで幅広く取りそろえています。口コミや紹介のお客さまとお会いさせていただき、どんなスタイルが好みなのかヒアリングをして、体形や顔立ちだけでなく性格も加味して、色彩効果や心理効果を考え、お客さまに最も似合うものを提案させていただくという販売手法をとっています」(今週のリポーター:大東文化大学 有志学生記者 小指眞佳/SANKEI EXPRESS)