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【クレモンティーヌのパリ便り】ビーチも芸術も楽しめる南フランス

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【クレモンティーヌのパリ便り】ビーチも芸術も楽しめる南フランス

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バカンス先で愛犬・ジョセフが出会ったお友達=2015年7月8日(クレモンティーヌさん提供)  皆さん、お元気ですか? 夏本番、日本はとても暑いと聞きました。

 8月に入り、夏休みを取る人も多いのではないでしょうか? 前回も書いたとおり、7月14日の革命記念日を機に、国民大移動が始まりました。

 夏のバカンスはやっぱり太陽がさんさんと降りそそぐ南部! ということで、南フランスのバカンス地を紹介したいと思います。

 地中海ならではの風景

 代表的なバカンス地は、やはりコートダジュール、別名フレンチ・リビエラと呼ばれる地中海沿岸の一帯でしょうか。ここでバカンスを過ごす人たちは、フランスだけでなくヨーロッパ各地からやってきます。風光明媚(めいび)な南フランスには芸術もあふれています。

 南フランスの中で一番知られているのは、ニースですよね。空港があるので比較的アクセスがよい上、見どころもたくさんあります。ビーチ沿いの遊歩道「プロムナード・デ・ザングレ」や長いビーチは地中海ならではの風景です。マティス美術館やシャガール美術館、ニース近代・現代美術館も見逃せません。旧市街の散歩も楽しいですよ。

 もう少し違う風景が見たい!という人は、ニースからエズに足を延ばしてみてください。ここは“鷲(わし)の巣村”と呼ばれ、岩山や丘、切り立った崖の上に石造りの家々が密集しています。迷路のような路地を歩くのが楽しいところです。昼間は地中海の絶景を楽しむことができ、夜はふわりとした光に包まれた幻想的な村の様子を見ることができます。

 それに、マントンもお勧めですよ。ニースから列車で30分ほどのところにあるリゾート地です。見どころはジャン・コクトー美術館です。また、市庁舎の婚礼の間には、コクトーが描いた巨大なフレスコ画もありますのでお見逃しなく。

 マントンは、レモン祭りでも知られています。開催時期は夏ではなく2月中旬から3月初めなのですが、毎年異なるテーマに沿った作品が、レモンやオレンジで作られるんですよ。

 巨匠たちを魅了した地

 ジャン・コクトーといえば、ニースの東隣の港町、ビルフランシュ・シュル・メールには、コクトーが装飾したサン・ピエール礼拝堂があります。

 近くには、サン・ポール・ド・バンスという芸術家たちを魅了した、やはり“鷲の巣村”もあります。この地に眠るマルク・シャガールは、20年間近くここで暮らしました。世界でも屈指の近現代美術館、マーグ財団美術館もあります。シャガールはもちろん、ミロやレジェ、ジャコメッティなど近現代の巨匠たちの作品がずらりと並んでいます。マティスやピカソもこの地を訪れました。近くには、色彩の魔術師と呼ばれたマティスの集大成といわれるロザリオ礼拝堂もあります。

 時間があれば、バロリスにも行ってみてください。代表作『戦争と平和』を所蔵するピカソ美術館があります。古くからの陶器の街で、ピカソが陶芸に目覚めた地であるといわれています。

 ビーチも芸術も楽しめる南フランス。他にも魅力あふれる街や村がたくさんあるので、またの機会に紹介したいと思います!

 L’?t? est l?, on s’en va!(夏真っ盛り、バカンスに出かけましょう!)

 (フランス人アーティスト クレモンティーヌ/SANKEI EXPRESS

 ■Clementine パリ生まれ。レコードコレクターの父親の影響でジャズに囲まれて育つ。1988年に歌手デビューし、92年から日本で活動を本格化。2010年、「天才バカボン」の主題歌をはじめ、日本のアニメソングをフランス語でカバーした「アニメンティーヌ」がヒット。音楽だけでなく、オンオフを自然体で実践するライフスタイルも注目を浴びている。最新アルバムは「クレモンティーヌ・シングス・ディズニー」。possion-h.com/cle/

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