首都高速道路会社は25日、老朽化で傷むなどしている道路を対象に2014年度から取り組む更新計画をまとめた。
東京都心と羽田空港を結ぶ1号羽田線など3路線5区間で造り替えなどを行うほか、大規模補修も行う。総事業費は約6300億円。工事は10年程度かけて行う方針で、同日記者会見した菅原秀夫社長は「20年開催の東京五輪を視野に置いて進める」と語った。
造り替えなどを行う5区間は延長約8キロで、約3800億円の費用を見込む。1号羽田線の2区間と3号渋谷線の1区間、都心環状線の2区間が対象。工事中は迂回(うかい)路を設けるなどして「極力通行止めをしないようにしたい」(菅原社長)としている。