町工場「脱下請け化」 下町ボブスレーの経営者ら「エヌバイク」開発 (1/3ページ)

2014.3.26 06:33

 中小企業の街、東京都大田区の町工場の経営者がスクラムを組んで開発した「下町ボブスレー」。残念ながらソチ五輪での採用には至らなかったが、その中核企業が、新たなプロジェクトに乗り出した。開発するのは自転車とキックスケーターの中間のような新種の乗り物「nbike(エヌバイク)」。インターネットで広く資金を募るクラウドファンディングを活用し、試験走行などを予定する。将来的に市販化し、町工場の“脱下請け化”を目指す。

 未来の乗り物

 プロジェクトの先導役は、自動車などのカスタム部品を手がける「ナイトペイジャー」の横田信一郎社長。羽田空港の近くにある工場団地に本社を構え、下町ボブスレー開発でも重要な役割を果たした。

 エヌバイクは、後輪に付いているペダルを交互に踏んで走る乗り物。立ちこぎで、「ママチャリをゆっくりこぐスピード」(横田氏)で走り、折りたたんで持ち運びできる。

 歩くには遠い場所に行く短距離移動用だが、自転車のように駐輪場は不要。キックスケーターと異なり前後にブレーキがあって公道を走ることができる。負荷に応じて自動的に変速比が変わる無段階変速を採用するという、まさに新種の乗り物として考案した。

大田区の工場は従業員1~9人の工場が全体の約8割

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