14年6月には、ボーイングが最新鋭機「777X」の主要構造物の21%を日本企業に発注することで合意。参画する三菱重工業は、組み立ての自動化に対応する新ラインを現在「777」を製造している広島製作所(広島市西区)内に14年度中に着工する計画。また、16年上期に稼動を予定している「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の最終組立工場も自動化を進める。
IHIは、呉事業所(広島県呉市)で、従来、熟練工の技が必要だったシャフトの塗装ロボットを開発した。今後の調整が必要だが、ノウハウを積み重ねて早期の実用化を目指している。