リニア誘致「奈良ルート」反発する京都 奈良知事がクギ刺し (3/4ページ)

2015.6.20 17:09

 昨年7月、関西の主要財界や大阪府・市が東京-大阪までリニアの同時開業を働きかける協議会を発足。「奈良ルート」支持を明確に打ち出した。情勢が一気に変化したものの、京都側は依然として「京都ルート」を主張し、“関西一丸”とはなっていないのが現状だ。

 実際、昨年11月の広域連合議会臨時会議で、京都府の山田啓二知事はルート問題について「公共事業は時代の変化の要請をとらえて考えるべきだ」と主張。「昭和48年に(国の計画で)決まったから、あとは一切何も議論しないのでは政治家として情けない状況だ」と改めて議論の必要性を訴えている。

 奈良が広域連合に参加することで、再びリニアのルート問題が議論の対象になれば、京都と奈良の対立が再燃することは必至だ。

 議論再燃も「ごちゃごちゃ言うな」

 リニアの全線同時開業を目指すためには、“関西一丸”の姿勢が求められている。

「あくまでも東京-大阪の同時開業が基本スタンス」

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