スマホに使用電力量を通知 ソフトバンクコマース&サービス、グラモ (1/2ページ)

2016.8.29 05:00

ソフトバンクコマース&サービスなどが提供する、電気の使い過ぎを防止するシステムでは、スマートフォンで使用量を確認できる
ソフトバンクコマース&サービスなどが提供する、電気の使い過ぎを防止するシステムでは、スマートフォンで使用量を確認できる【拡大】

 ■「iRemocon(アイリモコン) Wi-Fi(SM)」

 ソフトバンクグループで流通事業などを行うソフトバンクコマース&サービス(C&S、東京都港区)と、ネットワークを利用して機器をコントロールする装置を開発・販売するグラモ(東京都豊島区)は、スマートメーターと連動し、スマートフォンのアプリに電力使用状況をリアルタイムで通知するシステム「iRemocon(アイリモコン) Wi-Fi(SM)」を共同で開発し、5月下旬から販売している。電力の小売り自由化を契機に、エネルギーをより賢く使おうとするライフスタイルの実現を支援する。また、すべてのモノがインターネットにつながるIoT(インターネット・オブ・シングス)を消費者が身近に感じることができるシステムとしても、注目されている。

 ◆スマートメーター連動

 もともと、グラモが2011年に発売し、主力事業として展開している「アイリモコン」は、外出先などから家電を遠隔操作できるシステムだ。家に着く少し前に冷暖房をオンにすることで、室内の温度をより快適に制御したり、消し忘れを防ぐなどの使い道がある。同社は14年に、円形で無線LAN「Wi-Fi」に対応した2世代目のアイリモコンを投入。これが今回のシステムの原型となった。

 ソフトバンクC&Sは、「おうちソリューション」として、スマホと連携して省エネに役立つ製品を販売してきた。家電のリモコンを集約してスマホでまとめて操作したり、電源プラグごとの消費電力を確認する機器などだ。同社では、グラモのアイリモコンに、電力使用量を確認できる新しい機能を追加し、おうちソリューションのラインアップに加えたいというニーズがあった。

 一方、グラモにとってもソフトバンクグループの持つ大きな販売網は魅力で、両社がメリットを感じたことが共同開発につながったという。

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