特定の企業や組織との雇用関係にとらわれず、柔軟な働き方をするフリーランスの認知向上や支援、社会保障の整備を目的とした有志団体「プロフェッショナル&パラレルキャリア フリーランス協会(仮称)」(事務局・東京都品川区)が26日、発足した。
同協会はフリーランスや複数の収入源を持つパラレルキャリアに関する情報発信をはじめ、スキルアップ講座の開催、外部人材の活用アドバイス、労働環境の改善に向けた政策提言を主な活動内容としている。23企業・団体が参画し、4月にも一般社団法人化を予定。2017年度中に1万人規模の個人会員を見込む。
設立の背景には、政府の取り組みによる働き方改革の機運の高まりがある。代表理事の一人で人材サービス会社「Waris(ワリス)」共同代表の田中美和さんは「フリーランス人口が増える一方で、社会的信用への不安など悩みを抱える人も多い。多様化する個人の働き方を後押ししたい」と話している。