上質な革なのに廃棄もったいない 再活用する「リレザー」で新たな価値 (1/2ページ)

2017.2.1 05:37

廃棄革を生かす革小物ブランド「リボナリー」の商品とヒロコーポレーションの向山孝弘社長
廃棄革を生かす革小物ブランド「リボナリー」の商品とヒロコーポレーションの向山孝弘社長【拡大】

 革小物ブランドを手掛けるヒロコーポレーション(奈良県香芝市)は、製造過程で発生し、産業廃棄物として処分されている革の切れ端を素材として“再活用”する「ReLEATHeR(リレザー)」プロジェクトを立ち上げ、第1弾商品を3月上旬に発売する。サイズ規格外などで廃棄される農水産物を活用した飲食店を企画するエードット(東京都渋谷区)との連携企画で、「もったいない」廃棄物に手仕事加工で価値を与えることで消費者からの支持獲得を目指すという。

 「革製品の工房からは多くの廃棄革が出る。上質の革なのに使い道がない。正直、もったいないなと思っていた」と話すのはヒロコーポレーションの向山孝弘社長だ。携帯電話販売店などを運営する同社は2014年、日本の職人の技を生かしたステーショナリーやスマートフォンケース、バッグなどを手掛けるブランド「リボナリー」を立ち上げた。同ブランド商品のうち、革小物の製作を担う国内工房では年間2トン以上の革端材が廃棄処分になる。種類も牛や山羊、コードバンのほか、蛇やクロコダイル、オーストリッチといったエキゾチックレザーまで幅広い。「例えばクロコは腹の部分が珍重され、一匹分の一枚革でも使うのはごく一部ということもある。リレザーでこうした“もったいない”に新たな価値を乗せたかった」(向山社長)

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