御嶽山噴火 「トイレ以外はいつも一緒だった」 おしどり夫婦の死に涙 (1/3ページ)

2014.10.2 19:30

自衛隊の大型ヘリを使用して行われた捜索活動=1日午後3時45分、長野・岐阜県境(本社ヘリから、門井聡撮影)

自衛隊の大型ヘリを使用して行われた捜索活動=1日午後3時45分、長野・岐阜県境(本社ヘリから、門井聡撮影)【拡大】

 「市の将来を担っていく人物だった」「またあの笑顔で抱きしめてほしい」。1日、死亡が確認された山梨県上野原市の市職員、宮地昭さん(58)と、妻で保育士のよし子さん(56)は誰からも愛されるおしどり夫婦だった。「トイレ以外はいつも一緒だった」という。友人らは「せめて天国でも2人で幸せに暮らしてほしい」とその死を悼んだ。

 2人はともに昭和54年、旧上野原町に入庁。昭さんは総務や選挙管理委員会などを経て、今年4月、山梨県の東部地域広域水道企業団の事務局長に就任した。

 「謹厳実直。器用さよりも熱意と勤勉さで業務に邁進(まいしん)していた」。同市の小早川浩副市長は昭さんをそう評し、「今の業務に当たる際も『水道は市民の生活の根幹。きっちりやってきます』と話し、期待していた」と肩を落とした。

 よし子さんは市内の保育園で保育士を務め、今年4月に市立島田保育所の所長に。同僚だった女性は「いつもにこやか。園児の誕生日会では魔女になったり、ウエディングドレスで登場したり、周りを楽しませていた」と振り返る。

「決して怒鳴らず、いつも笑顔。園児がけんかしても…」

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