古代から玉や勾玉に使われてきたヒスイ。丈夫でさびず、美しさが変わらないことから「不変」や「永遠」の力があるといわれています。
世界有数のヒスイの産地、新潟県糸魚川市の貴重な原石を東京都内で鑑賞することができます。品川区にある「翡翠原石館」です。自動車部品製造会社を経営する●(=雨かんむりに金、その右に鳥)見(つるみ)信行館長が、40年間収集してきたヒスイを公開しています。
2階建ての邸宅風の建物に入ると、まず目に飛び込んでくるのが高さ5メートルもあるモザイク画。古事記に登場する糸魚川地方を治めていた奴奈川姫がヒスイや大理石など10万個の石で描かれています。
会場には巨大な原石がゴロゴロ。ヒスイは緑色だけでなく、薄紫、青、赤、黒、白などさまざまな色があることに驚きました。
そして、忘れてはならないのはヒスイの浴室。残念ながら入浴はできませんが、10トンもある糸魚川産のヒスイをくり抜いて作った浴槽。浴室の床も壁もヒスイ製でなんとも豪華です。見るだけで元気になりました。
館長は糸魚川のヒスイからは、自然そのものの力を感じると話します。全国各地のヒスイファンが訪れるのはそのせいかもしれません。
<プロフィル>
みねだ・まさよ NHK山形、同千葉放送局出身。現在、ナレーションや司会などで活動。産経新聞「産経抄」音読担当。
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