金運アップ、商売繁盛を願うならやっぱりここ。日本最初の流通貨幣「和同開珎」誕生のきっかけとなった和銅山が残る秩父市黒谷です。お金のルーツをたどりながら運気上昇のお参りをしてみましょう。
鎮座する聖神社は「銭神様」とも呼ばれ、参拝者の約9割は金運上昇祈願といいます。宝くじを持って祈願をお願いする参拝者もいるそうですよ。
和銅遺跡ミニツアーも人気です。和銅露天掘り跡にある高さ5メートルの和同開珎のモニュメント。そばには採掘した和銅を洗っていたという小川「銅銭堀」があり、財布から小銭を取り出し洗う人もいます。
3月から11月までは事前予約すれば、秩父市和銅保勝会のボランティアが遺跡を案内しながら通貨の歴史、秩父の風土などを詳しく紹介してくれます。保勝会会長の小池治さんは「ボランティアを増やし、外国人観光客にも対応できる人材も育成したい」と意欲的です。
和銅奉献から1300年を迎えた2008年に秩父鉄道の最寄り駅の名を「黒谷」から「和銅黒谷」に変更。歴史と金運のパワースポットとして県外からの観光客の呼び込みを図っています。間もなく遺跡周辺の桜も開花します。懐にも暖かい春が訪れてくれるといいですねぇ。
<プロフィル>
なかむら・なおみ 長崎文化放送、NHK長崎を経て、現在、FM NACK5でニュースアナウンサー、各種司会として活動中。
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