今や国民の3~4人に1人が悩まされるとされる花粉症。今年も本格的なシーズンを迎える中、花粉症の人にとって心強いアイテムが、花粉症対策のメガネだ。花粉を9割以上カットするなど機能を充実させたメガネが次々と登場。見た目に格好良いデザインも増えていて、新たな需要を掘り起こしている。(中島高幸)
自然な見た目
かつては「水泳のゴーグルのようだ」と見た目で敬遠されがちだった花粉症対策メガネは近年、ファッション性や機能性、価格面で充実度を増している。
メガネチェーン店「JINS(ジンズ)」を運営するジェイアイエヌは「JINS 花粉 CUT」を展開。改良を続けていて、今年1月には最新モデル「SLIM(スリム)」と「CLEAN(クリーン)」を発売した。
「花粉症対策メガネに自然な見た目を求めるニーズは高い」と担当者。その言葉通り、スリムは、フレーム上部と横の透明フードを従来より浅く小さくし、シャープなデザインに仕上げた。デザインにこだわりながらも、花粉カット率は最大98%を実現した。