
新型がん治療薬「キイトルーダ」【拡大】
米製薬大手MSDは15日、がん治療薬「キイトルーダ」を発売した。小野薬品工業の「オプジーボ」の類似薬で、肺がんと悪性黒色腫への適用が認められている。薬価は100ミリグラム約41万円で、肺がんの場合、1日当たりの薬価は3万9099円(年1427万円)。
キイトルーダは患者自身の免疫の力を使う新しいメカニズムで作用するがん治療薬。現在、ホジキンリンパ腫への適用拡大を厚生労働省に申請しているほか、膀胱(ぼうこう)がん、乳がん、胃がん、頭頸部がん、肝がん、多発性骨髄腫、食道がん、腎細胞がん、大腸がん、卵巣がん、前立腺がんなどを対象とした臨床試験も進められている。