【京都うまいものめぐり】
京都でもめっきり増えたスペイン料理店。最新技術を駆使したモードスパニッシュをはじめ、郷土料理をしっかり食べさせてくれる手軽なバルからレストランまでさまざまだ。京都市役所にほど近い「エル・フォゴン」は、100年前の町家を改装したバルとレストランを兼ね備えたスペイン料理店。北のカタルーニャ州から南のアンダルシア州まで、一つのお店でスペイン各地を旅したような料理を提供するお店だ。
スペイン語で「かまど」という意味の店名通り、スペインの炭火焼き料理をメーンとしている。
「スペインの炭火焼きはいたってシンプルなんです。自然の恵みそのままのおいしさを味わうため、表面はパリッと、中身はふんわり仕上げているため、うまみを逃さないんですよ」と料理長の林田洋樹さんは言う。