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わがまま難民に「欧州一優しい国」悲鳴 スウェーデン、許容量超え対応苦慮 (1/3ページ)

2016.1.4 06:15

スウェーデン北部のリックスグレンセンにあるリゾートホテルを活用した難民の一時収容施設で、子供を寝かしつけるシリア難民の女性。スウェーデンの難民受け入れ許容量は限界を超え、欧州一「難民に優しい国」のレッテルも貼り替えを余儀なくされつつある=2015年12月15日(ロイター)

スウェーデン北部のリックスグレンセンにあるリゾートホテルを活用した難民の一時収容施設で、子供を寝かしつけるシリア難民の女性。スウェーデンの難民受け入れ許容量は限界を超え、欧州一「難民に優しい国」のレッテルも貼り替えを余儀なくされつつある=2015年12月15日(ロイター)【拡大】

 欧州一「難民に優しい国」とされてきたスウェーデンが悲鳴を上げている。人道的見地からシリアやイラクからの難民を歓迎する姿勢を示した結果、昨年9月以降、予想を上回る大量の難民が押し寄せて完全に許容量を超え、対応にてんやわんやの状態なのだ。大都市部での快適な生活を求めていた難民からは「幽霊が出るので施設を替えたい」とか「寒すぎて生活できない」などといった、ほとんどわがままに似た不平不満が噴出する始末。国民は厳しい現実に直面して歓迎の熱狂から冷め、政府も国境管理や難民申請者への対応を厳格化する方針へと転じた。

 「幽霊いる」「寒すぎる」

 スウェーデン南部のスモーランド地方の小村、グラナフォルサでは昨年暮れから、シリア難民たちによる「幽霊騒動」が持ち上がっている。AP通信などによると、第二次大戦中はナチスの逃走兵たちが住みつき、戦後は一時、身体障害者の施設として利用されていた廃屋を改装した難民収容施設に入っている58人のうち38人が12月30日、「幽霊が出るので怖くて住めない」と、近隣の移民局の事務所に申し出たのだ。

「ここには店もないし、寒すぎてとても住めない」と、バスから降りることを拒否

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