自民党の農林関係会合が25日開かれ、農林水産省から提出された5年後のコメの生産調整(減反)廃止に向けた補助金の見直し案を了承した。
2014年度に、減反に参加する農家に配る10アール当たり1万5000円の定額補助金を半減させ、農地保全を目的に田畑10アール当たり最大3000円を支給する新しい補助金「日本型直接支払い」を創設するのが柱。
政府は26日に「農林水産業・地域の活力創造本部」(本部長・安倍晋三首相)を開き、コメ政策の改革など農業強化策を正式決定する方針だ。
減反への協力を条件にコメ農家に支払う補助金のうち、1万5000円の定額部分は、14年度に7500円まで削減し、減反廃止に合わせ18年度に廃止。コメの販売価格が平年価格を下回った場合に差額を補う変動部分は14年度に全廃する。