フィリピン、新車販売好調 初の6万台超 1~3月期

2015.4.27 05:00

 フィリピンは新車販売が絶好調だ。同国の自動車工業会(CAMPI)とトラック製造者協会(TMA)によると、2015年1~3月期の新車販売台数は、前年同期比21.6%増の6万2882台となり、1~3月期としては初めて6万台を突破した。同国は昨年の国内総生産(GDP)成長率が6.1%と堅調な経済成長を続けるなか、乗用車の需要が高まっており、新車販売台数は3年連続で過去最高を更新し右肩上がりの成長を続けている。現地紙インクワイアラーなどが報じた。

 同期の乗用車の販売台数は、同38.2%増の2万5051台で全体の約4割に相当する。商用車は12.6%増の3万7831台で、うちトラックとバスは69%増の706台となっている。同国政府が公共事業を加速していることなどが販売を後押しした。

 CAMPIのグティエレス会長は、新車販売加速については予想通りの結果だとしている。外国企業などから業務の一部を請け負うBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)産業が好調で経済成長を後押ししていることにより小型車の需要が高まっていることなども販売増の要因の一つという。今後も販売好調が続くとの見通しから、今年の販売台数予測の31万台達成に同会長は自信を示した。

 1~3月期のメーカー別シェアは、トヨタが44.2%(2万7816台)で首位、次いで三菱18.8%(1万1849台)、米フォード8.4%(5273台)、いすゞ7.9%(4957台)、ホンダ6.3%(3958台)の順となっている。(シンガポール支局)

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