韓国で外車人気が高まっている。現地紙の聯合(れんごう)ニュースなどによると、2014年の外国メーカー主要10社の合計売上高は前年比36.7%増の8兆6300億ウォン(約9613億円)、合計最終利益は前年の798億ウォンの約2.5倍となる1977億ウォンだった。外国車の新車販売台数は19万6359台で、シェアが前年の12.1%から13.9%に拡大した。
14年の外資メーカーの販売首位は独系アウディ・フォルクスワーゲン・コリアで最終利益は前年比30.1%増の407億ウォン、2位も独系のBMWコリアで同22.4%増の201億ウォンだった。韓国輸入自動車協会(KAIDA)は、同国での外国車人気の上昇について、消費者が自動車に個性を求める傾向が強まっていることに加え、車種が豊富な点などが受け入れられていると分析した。
今年に入っても外国車の人気はとどまることを知らず、1~3月の新車販売台数は前年同期比32.7%増の5万8969台を記録。とくに3月は単月で初めて2万台を突破して2万2280台となった。
韓国の外国車販売市場をブランド別にみると、メルセデス・ベンツやBMWなどドイツ勢が強くシェア7割を占めるが、今年に入って他国勢の追い上げで変化の兆しがみえ始めている。