4月にフィリピンの首都マニラで開催された国際モーターショー(AP)【拡大】
フィリピンの新車販売が好調だ。同国自動車工業会(CAMPI)とトラック製造者協会(TMA)によると、今年1~6月期の新車販売台数は前年同期比21%増の13万1465台となり、同期として過去最高を更新した。内需拡大に加え、メーカー各社による積極的な販促策などが自動車の販売増加を後押ししている。現地紙インクワイアラーなどが報じた。
販売台数の内訳は、乗用車が同30%増の5万2778台、商用車が15%増の7万8687台だった。建設業の活況などに伴い、商用車のなかでも大型トラックの売り上げが急伸、同期の販売台数は493台となり、すでに通年の販売予測490台を超えた。
CAMPIのグティエレス会長は、乗用車、商用車ともに販売好調が続くとみており、今年通年の販売台数目標の31万台を達成するのは確実だと自信を示した。