甘利明経済再生担当相【拡大】
甘利明経済再生担当相は22日の記者会見で、週刊文春に報じられた自らの金銭授受疑惑について「自分のことに関して、法に反するようなことはしていない自信がある」と述べた。そのうえで「1週間以内には記憶を確認し、話ができると思う」と語り、自らが直接、業者から現金を受け取ったとされる部分については、近く説明を行う意向を示した。
週刊文春の報道によると、甘利氏は千葉県内の会社関係者から平成25年11月に大臣室で、26年2月に神奈川県大和市の地元事務所で、それぞれ50万円を受け取ったとされる。甘利氏は「私の記憶と報道が部分的に違うところがある。記憶をたどり報道との違いを埋め、説明できるようにする」と語った。
一方、自身の秘書に関する報道については「専門家の弁護士に全部調べてもわらないといけない。私ではいつまでにということは全く言えない」と述べるにとどめた。
進退については「間違いなく職務に専念する」と述べ、辞任の考えがないことを強調。安倍晋三首相からも「しっかり説明責任を果たし、乗り切って職務に専念してほしい」と伝えられていると明かした。