インターネット通販の市場規模【拡大】
流通2社は、店舗の強みはオムニチャネルでも生かされると踏む。ネット通販が普及する米国では、ネットで注文した商品を受け渡す場所の重要性が高まっているが、セブンHDの村田紀敏社長は「勝負を決める“最後の1マイル”が、セブンにはある」と自信を見せる。
誘客が鍵に
今後の課題は、店舗へ誘導するシステムの確立だ。普及が進むスマホ向けに割引クーポンを発給する手法は広がりつつあるが、効果的な誘導には、「個々の消費者の嗜好(しこう)に訴える販促が不可欠」(中村氏)。セブンHDは今後、買収するニッセン会員の購入履歴などを分析、販促に活用していくとみられる。
社内体制の整備も急務。店舗とネットの部署、さらに商品別の担当が縦割りで分かれている状態では現代の消費者にアプローチすることは難しい。