セイコーエプソンが9月下旬に発売するモバイルインクジェットプリンター「PXーS05」=26日、東京都千代田区【拡大】
セイコーエプソンは26日、手軽に持ち運べるモバイルインクジェットプリンター市場に新規参入する、と発表した。バッテリー内蔵型で最小・最軽量となるA4サイズ対応の新製品「PX-S05」を9月下旬に発売し、先行するキヤノンなどに対抗する。
新製品は、インクカートリッジなどの部品を小型化したのに加えて、本体フレームの素材にアルミを採用して強度の向上と軽量化を追求。本体重量を約1.6キログラムと軽くしたほか、ビジネスバッグに収納できるコンパクトサイズを実現した。また、バッテリーを本体に内蔵し、フル充電の場合、電源なしでカラーで約50枚、モノクロで約100枚の印刷が可能だ。
主に外回りの営業担当者用として販売するほか、小売店のカウンターでの設置も想定している。本体の色は黒と白の2色があり、市場想定価格は約2万8000円。発売1年で5万台の販売を目指す。
モバイルインクジェットプリンター市場は、キヤノンと日本ヒューレット・パッカード(HP)が参入し、ここ数年、年間販売台数が約10万台で推移している。エプソンでは今回の戦略商品投入により、「今年度内に5割のシェア獲得を狙う」(鈴村文徳エプソン販売取締役)方針だ。