三菱航空機が公開した国産初の小型ジェット旅客機「MRJ」の飛行試験用機体【拡大】
初のジェット旅客機開発で、実物の機体もない。計画が遅れる中、航空会社への売り込みは競合メーカーに対して不利な条件を背負っての展開を余儀なくされた。
だが、従来の同型機と比べて燃費を2割抑えられる経済性、広い室内空間といった快適性など、MRJの性能に対する航空各社の関心は高かった。初号機を納入する全日本空輸に続き、今年8月には日本航空も32機の購入を決めた。
航空機市場は、格安航空会社(LCC)が相次ぎ参入、近距離路線網の拡充を競っており、MRJのような座席数が100席未満程度の小型ジェット旅客機への需要は高い。その追い風もあり、キャンセルができるオプション契約を含めたこれまでの受注は計407機に上っている。
ただ、小型ジェット旅客機市場では、老舗メーカーのカナダのボンバルディアとブラジルのエンブラエルの2強が、すでに多くの実績を持つ。