三菱航空機が公開した国産初の小型ジェット旅客機「MRJ」の飛行試験用機体【拡大】
2強に対抗するには今後、「座席数の異なるモデルなどラインアップの充実が必要」(三菱重工の大宮英明会長)なほか、まだ受注を獲得できていない欧州市場などでの顧客開拓が急がれる。
一方、成長が見込まれる小型ジェット旅客機市場では、中国やロシアなどの新興勢力も事業拡大を狙っている。中国・ロシアのメーカーとの争いを制するには高い性能にとどまらず、機体のコスト削減も重要になる。
飛行試験用の機体が完成したとはいえ、ビジネスを成長軌道に離陸させるには課題も多く、部品や素材メーカーなど関係会社との連携を含めた事業態勢に磨きをかける必要がある。
「今後20年で2500機の受注を目指す」(三菱航空機の川井昭陽社長)という強気の目標の実現に向けて、これ以上のスケジュール後退は許されない。(那須慎一)