インドの高速鉄道への採用を競う日本の東海道新幹線の車両「N700系」(下、JR東海提供)、と中国版新幹線の「和諧号」(新華社=共同)【拡大】
消えない中国の「パクリ」疑惑
そもそも中国の高速鉄道技術は、日本やドイツから取り入れた技術を土台にしている。中国側は「改良した独自技術」と主張するものの、お得意の「パクリ」疑惑が消えない代物だ。
そんな中国に「本家」の日本が負けるわけにはいかない。インドでの受注に成功すれば、三菱重工業や川崎重工業などの日本企業連合が請け負い、07年に開業した台湾の高速鉄道以来、2例目の新幹線輸出となる。