市場の不安の背景にあるのは、タカタが米国とメキシコの工場で製造したエアバッグだ。エアバッグを膨らませる装置に欠陥があり、車の衝突時に金属片が飛び散ったり、出火したりする恐れがある。
2000~02年に製造されたものが対象で、昨年4月、トヨタ自動車など4社は米国などでリコール(無料の回収・修理)を実施。ただ、「タカタの対象範囲の特定にミスがあった」(メーカー)ため、今年6月に再びリコールを行い、対象車は900万台規模に拡大した。
タカタは13年3月期連結決算で引当金として約300億円の特別損失を計上。今年8月にも、約450億円の特損を計上し、15年3月期は240億円の最終赤字に転落すると発表した。