トヨタの“未来”をかけた挑戦 燃料電池車に不退転の決意 (3/4ページ)

2014.11.19 06:30

トヨタ自動車の燃料電池車「ミライ」。加藤光久副社長は「これはイノベーションだ」と強調した=18日、東京都江東区

トヨタ自動車の燃料電池車「ミライ」。加藤光久副社長は「これはイノベーションだ」と強調した=18日、東京都江東区【拡大】

 一方、FCVは発電装置の「燃料電池スタック」の開発が技術的に難しく参入障壁は高い。爆発の危険もある水素を燃料とするため、ミライは時速80キロで衝突しても変形しないほど水素タンクを頑丈に作った。トヨタを頂点に約2万社の系列企業で構成する「トヨタピラミッド」ですり合わせ、高度な技術開発を生み出す強みを発揮できる分野だ。

 米カリフォルニア州が州内で販売する車のうち15%以上を25年までに「排ガスを出さない車」にするよう義務付けるなど先進国の環境規制は一層強まる。20年以降の本格普及を見据え、トヨタは独BMW、ホンダは米ゼネラル・モーターズ(GM)と提携し次世代FCVの開発を急ぐなど合従連衡も進む。

 「次世代エコカーの開発が生き残りを左右する時代に入る」(アナリスト)だけに、究極のエコカーとされるFCVの普及はトヨタと日本の「勝ち残り」を占う鍵を握りそうだ。(田辺裕晶)

FCVをめぐる自動車各社の合従連衡や動き

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