【浜松物語】都市向け小型車でいよいよ四輪参入か 「あり得る。今研究中」…ヤマハ発・柳弘之社長(下) (1/2ページ)

2015.5.12 05:00

 □【浜松物語「やらまいか」精神を訪ねて】(11)

 --メード・イン・磐田のスポーツバイク「MT-09」「MT-07」が先進国で好評だ。メーンの二輪車をどう展開していくのか

 「世界の二輪市場は6000万台。先進国、東南アジア諸国連合(ASEAN)、BRICSの市場をほぼカバーした。次はアフリカ、および西アジアで事業を進める。パキスタン、ナイジェリアに新工場を立ち上げる」

 --ASEAN市場でベトナム、タイ、インドネシア向けに次世代小型エンジン「ブルーコア」搭載スクーターを投入した

 「アジアでは若者文化が発展している。ファッショナブルなスタイリングの車種が好まれる一方、好きな人はスポーツバイクにも興味を示す市場で、顧客の嗜好(しこう)の多様化に合わせた商品作りを行う必要がある。日本で確立した基本技術を活用し、現地のR&D部門で迅速な商品開発を行う態勢に変えてきている。(エンジン、骨格、機能・外観部品をプラットホーム化する)PF戦略の第1弾がブルーコアだ」

 --昨年、タイや欧州、日本で発売した新型三輪バイク「トリシティ」の反響はどうか

 「欧州と日本で初年度の販売計画は達成(計画比21%増)し、顧客層の拡大を進めている。当社では成長戦略の一つに『広がるモビリティーの世界を創る』を掲げている。実際、欧州でトリシティを購入しているのは四輪ユーザーが多い。われわれはもともと二輪メーカーだが、三輪、四輪と技術を広げる中で新しいお客さまに出会っている」

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