【株主総会詳報】日産自動車 ゴーン氏の報酬10億円突破に賛否両論 EV路線は「続ける」 (2/9ページ)

2015.6.23 17:09

株主総会後の懇親会で株主との記念撮影に応じる日産自動車のカルロス・ゴーン社長=23日、横浜市西区(松岡朋枝撮影)

株主総会後の懇親会で株主との記念撮影に応じる日産自動車のカルロス・ゴーン社長=23日、横浜市西区(松岡朋枝撮影)【拡大】

  • 日産自動車の株主総会に出席するため会場入りする株主=23日、横浜市西区(松岡朋枝撮影)
  • 株主総会後の懇親会で手元のメモを見ながら日本語で挨拶する日産自動車のカルロス・ゴーン社長=23日、横浜市西区(松岡朋枝撮影)

 27年3月期は日本国内での販売が落ち込んだものの、好調な北米や欧州の牽引(けんいん)で世界販売台数は過去最高を達成した。ゴーン氏は「今年はいい勢いでスタートができた。この勢いを保ちたい」と語り、世界販売で過去最高の更新に向けた地域別の戦略を披露。得意とする電気自動車(EV)では、一度の充電で走行する航続距離の延長に向け「より薄く、軽く低コスト」なバッテリー開発に取り組んでいることや、ルノーとの提携効果拡大への取り組みについても説明した。

 ■報酬、初の10億円突破

 総会に提出された議案の説明も終わり、いよいよ質疑応答に移る。例年、ゴーン氏の報酬に関する質問が相次ぐため、最近は質疑応答の最初にゴーン氏自ら報酬について説明するのが通例になっているという。

 「もう伝統になっていますが、役員報酬についてです」。こう切り出したゴーン氏は、算定には報酬専門のコンサルティング会社に依頼し、同規模の自動車メーカーなどの報酬と比較したうえで、報酬を決定していると説明。50人の執行役員のうち20人が外国人という日産経営陣は、競合他社からヘッドハンティングの対象になっているとして、「引き留めるには、ダイナミックな経営環境、競争力ある水準の報酬が必要」と強調し、株主に理解を求めた。

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