【２８年春闘】ベア１５００円、一時金４カ月　電機連合、スト回避額を正式決定　

　電機大手などの労働組合でつくる電機連合の中央闘争委員会（１１組合）は１４日の会合で、平成２８年春闘でストライキを回避する最低回答額を正式決定した。賃金水準を一律に引き上げるベースアップ（ベア）は月額１５００円、一時金（賞与）は年間４．０カ月で、経営側がこれに満たない回答をした場合はストを決行する。

　このほか、ストの対象にはならない目標額として、高卒初任給を１６万１千円（前年比１千円増）以上、大卒初任給を２１万円（同）以上と定めた。

　１１社の経営側は１６日に一斉回答するが、各社は横並びでベア月１５００円を打ち出す見通しだ。