三菱自動車の燃費データ不正問題で、国交省への報告を終え記者会見をひらき、記者の質問を聞く相川哲郎社長=4月26日、東京・国交省(早坂洋祐撮影)【拡大】
--海外からの調査については
中尾副社長「現時点では明確になっているわけではない。米国向けについては高速惰行法で、法規に沿った手法を採用しているため、監督官庁にはエビデンスをつけて報告をしたいと思っている」
相川社長「必要なデータをとりながら、説明にあがる予定」
--欧州など、国の法規に合わせて行っていたのか
中尾副社長「欧州は惰行法だが、日本国内と異なっており、データが正しく届け出されていることを確認している。現在確認を取っている最中で、すべて出そろった時点で報告させていただく」
--データの改竄については
中尾副社長「現在はその事実はない」
--なぜ車種の名前を開示しないのか
中尾副社長「今車種の名前をすべて集めている最中であり、試験法のやり方が、われわれがいいとか悪いとか判断できないので、政府のデータとどれだけ違うのかということを国交省に提示する必要があると思っている」
--確認できた範囲で開示すべきではないのか
相川社長「1回だけ計ればいいということではなくて、われわれとしては測り方が違ったこと自体が法令違反だとは思っています。どれほどの乖離(かいり)があるのかということを把握しなければならないと思っている」