燃費データ改ざんに関する調査内容を国交省に報告後、記者会見する三菱自動車の相川哲郎社長=26日午後、国交省【拡大】
--社員の皆さんにプレッシャーがかかった認識は
相川社長「結果から見れば、プレッシャーがかかったと思う」
--顧客の皆さんに対しては
相川社長「おわびするしかない」
≪2回ほど頭を下げる≫
--試乗計算はどのように。コストで割り出しているのか
中尾副社長「過去の商品の経験則で試乗計算している。ソフトウエアではない」
--惰行法でやらなければならないと認識しながら1992年から高速惰行法を御社だけ使っていた。そのために逆算して惰行法の値に近い数字を出していた
相川社長「そういうことだ」
--対象車種はどのくらいか
中尾副社長「明確ではない」
相川社長「誤っているという認識でそのまま使っていたかどうかがわからない。数字を疑わずにやっていた可能性もある。法規を満たしていないという意識なく、これが社内での今までのやり方だと思っていた可能性もある。外部調査委員会で、これをはっきりさせていきたいと思っている。やり始めたのが20年以上前。われわれの中で結論が出ていないということだ」
--前回は担当部長の方が自身で指示したと認めることだったと思うが、関与の人数、部署の関わり方のイメージを社長はどうみているか
≪報道陣から「聞こえない」との声≫
横幕康次開発本部長「前回の会見で、担当部長が自分が指示したと言ったが、われわれがヒアリングして調査した。しかし、そういう事実は確認できなかった。ただ、中尾から話した通り、社外の特別調査委員会で、本件について調査したいと社としては結論を出したい」