【三菱自不正・2回目会見詳報(2)】社長「開発者でしたが高速惰行法は承知してませんでした」 (6/6ページ)

2016.4.26 23:31

燃費データ改ざんに関する調査内容を国交省に報告後、記者会見する三菱自動車の相川哲郎社長=26日午後、国交省

燃費データ改ざんに関する調査内容を国交省に報告後、記者会見する三菱自動車の相川哲郎社長=26日午後、国交省【拡大】

 --中尾さんはエビデンスが出されてそれで会議で引き上げ可能と思ったのか。それとも無理な目標と思ったのか

 中尾副社長「私はエビデンスを出す部門に属していたので、そういった観点からできると思っていた」

 --できるという確信を持って提案したと

 中尾副社長「はい。私が提案したわけではないが、私の担当ブースが検討してこれはできると報告は受けていた」

 --会議でエビデンスが事実にともなわないということは気付かないものか

 中尾副社長「その点に関しては過去のいろんな試験データとかそういったものからシミュレーションで出していくので、この時点でこれがあやしいとかそういう部分は気付かないというのが、いろんな部分で。エンジンだとか車体の空気抵抗の話などそれぞれをしっかり行うことで何%改善できると。それから技術的な検証があったので、この時点ではこれは達成できると考えていた」

 --そのプレゼン自体が虚偽だった可能性は

 中尾副社長「それはわかってないが、今まで他の車でも比率というかレベルといったものは出ていて、それでできていたから、虚偽というふうには思っていない」

 --社内会議とは

 中尾副社長「車を売るコンセプトの会議全てを決める」 

(続く)

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