短期間で拡散
東日本大震災の被災地での支援活動に携わってきた塚田さんは、熊本地震の発生直後から周囲の仲間、古川拓さん、高橋弦さんと何ができるかスカイプを通じて話し合いを始めた。地震直後は、もし現地入りしてもボランティアの活動する枠組みが整備されていないなど、活躍できないのは明白だったため、後方支援という方向性はすぐまとまった。
だが、具体的にどういう形にしていくか、なかなか決まらない。このとき、専用サイトの立ち上げも検討したが、メンバーの一人、高橋弦さんが「見るだけになるのは古い。情報はあふれ返っている。みんなに投稿してもらおう」とアイデアを出し、フェイスブックグループを作成することに決まった。
そうして4月15日の午前3時半頃、フェイスブックグループを作成、同じく東北での支援活動に携わってきた知人ら300人にシェアした。
一眠りした15日昼、塚田さんが目を覚ますと、300人にシェアしたフェイスブックグループの参加者は500人を超えていた。この段階で「これはもっと広がるかも」と予感して、ソーシャルメディアでつながる、さらに多くの知人に声がけを始める。それが今や3000人ものメンバーを抱え、数多くの情報が寄せられる場へと短期間で成長。学生メンバーが中心となって、情報の更新を続けている。
活動の初期段階で、情報収集・整理活動を支援したのが、塚田さんも楽しんでいるというスマートフォンゲーム「Ingress(イングレス)」のエージェント(イングレスプレーヤー)たちだ。