
パロアルトネットワークス社のマーク・マクローリン会長(田北真樹子撮影、撮影日:2016年6月9日)【拡大】
米国を例に挙げますが、この3~5年の間でセキュリティーへの認知度は上がり注目度も高まりました。米国は世界最大の経済圏ですから、多くのサイバー攻撃が米国で仕掛けられています。安全保障でも財務的な意味でもサイバー攻撃による侵害は大きなコストとなっています。
国によってはサイバー攻撃の被害を法的に開示しなくてもいい国がありますが、米国の場合、株式公開している企業はサイバー攻撃の事実を開示しなければいけません。米国は他国に比べてサイバー攻撃を多く受けているような印象もありますが、それは情報を開示しているからでもあります。
最近はバングラデシュ銀行(中央銀行)などで銀行間ネットワークを運営する国際銀行間通信協会(SWIFT)のネットワークにサイバー攻撃が仕掛けられる事件が相次いでいます。金融サービスへの攻撃はさらに増えていくと思います。もちろん、そこにお金があるからですが、同時に金融業界のシステムは古いレガシー(従来)型が多く使われているためです。SWIFTもその一つです。
明らかなのは、レガシー型のサイバー対策では、攻撃を止めることができないということです。