「日本はサイバー攻撃の主要な標的」 マーク・マクローリン・パロアルトネットワークス会長 (3/3ページ)

2016.8.8 18:47

パロアルトネットワークス社のマーク・マクローリン会長(田北真樹子撮影、撮影日:2016年6月9日)
パロアルトネットワークス社のマーク・マクローリン会長(田北真樹子撮影、撮影日:2016年6月9日)【拡大】

 ほとんどの企業がネットワーク構築で、古い技術をもとにした部分的な対策としていろいろな製品を使い合わせています。このため複雑性が生まれています。複雑性はセキュリティーの敵です。

 古い技術がつながっているシステムには一貫性がなく、攻撃者は非一貫性を突いて攻撃を仕掛けてきます。企業、政府、教育機関は、今までの従来型のセキュリティーから、次世代のテクノロジーを導入したセキュリティーへ移行していかなければなりません。

 攻撃者はさまざまですが、国家のサーバーを介したスパイ攻撃は続くでしょう。一般的にすべての国がサイバー攻撃を続けるでしょう。国家としての能力を活用し、ほかの国で活動している企業の知的財産を盗もうとする国もあります。

 いずれにしても各国政府、企業としては、スパイ行為が続くという前提で動くことが大事です。だからこそ次世代テクノロジーへの移行が重要になってきているのです。

     

 ■マーク・マクローリン 2011年8月にパロアルトネットワークス社長兼最高経営責任者に就任し、12年、取締役会長。11年1月、オバマ米大統領から国家安全保障通信諮問委員会(NSTAC)の委員に任命され、14年に同委員長。米陸軍で攻撃型ヘリコプターのパイロットとしても活躍した経験を持つ。50歳。

 ■パロアルトネットワークス社 本社は米カリフォルニア州サンタクララ。次世代セキュリティー企業で、主にサイバー攻撃の技術や戦術などに対する調査や情報提供を行う。顧客の企業は120カ国以上で2600社を超す。6月にサイバー脅威インテリジェンスチーム「Unit42」の日本拠点を立ち上げた。

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