出入国審査ブースの改修・増設のイメージ【拡大】
同局は審査の待ち時間を20分以内にする目標を立てているが、審査官と審査ブースの増加は必須。ところが、航空会社の利用などにより、スペースが不足がちな空港内で審査場を拡張することもできず、目標実現には、今割り当てられているスペースの中でブースを横並び型から縦並び型に改修するしかなかった。これにより、約2倍の審査官を配置できるという。
5カ年計画で全国の必要な空港に順次整備していくが、同省は来年度予算として121ブース分を概算要求。初年度は成田、羽田、関西など7大空港と、慢性的に審査待ちが長くなっている旭川や高松、宮崎など11地方空港が対象となる。同局では「縦並び型ブースの配置により増員する審査官数に比例して待ち時間が短くなる」と説明する。