空港の出入国審査 ヨコ→タテ並び型に改修、迅速化図る (2/3ページ)

2014.10.15 08:57

出入国審査ブースの改修・増設のイメージ

出入国審査ブースの改修・増設のイメージ【拡大】

 同局は審査の待ち時間を20分以内にする目標を立てているが、審査官と審査ブースの増加は必須。ところが、航空会社の利用などにより、スペースが不足がちな空港内で審査場を拡張することもできず、目標実現には、今割り当てられているスペースの中でブースを横並び型から縦並び型に改修するしかなかった。これにより、約2倍の審査官を配置できるという。

 5カ年計画で全国の必要な空港に順次整備していくが、同省は来年度予算として121ブース分を概算要求。初年度は成田、羽田、関西など7大空港と、慢性的に審査待ちが長くなっている旭川や高松、宮崎など11地方空港が対象となる。同局では「縦並び型ブースの配置により増員する審査官数に比例して待ち時間が短くなる」と説明する。

「顔認証システム」の開発も進めている

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