伊勢神宮・内宮の鳥居前町「おはらい町」【拡大】
参拝する際は、外宮から参拝するのが正式とされる。内宮では古くから個人的なささげ物や祈願を禁止する「私幣禁断(しへいきんだん)」の制があったため、今もその名残で本殿である「正殿(しょうでん)」前にはさい銭箱がない。神宮案内ガイドの養成などを行っている「世界のきずな文化交流協会」(志摩市)の塩本智幸会長は「正殿前では個人的なお願いはせず、日々の感謝を伝えるようにしましょう」とアドバイスする。個人的なお参りは天照大御神のもう一つの御魂を祭る別宮の「荒祭宮(あらまつりのみや)」でするといいという。
お参りを終えて内宮の聖域を出ると、目の前に伸びるのが鳥居前町である「おはらい町」。五十鈴川に沿うように約800メートル続く石畳の通りには伊勢特有の切妻・入母屋・妻入り様式の土産物店や銘菓店、旅館などが軒を連ねている。
おはらい町の中ほどには「おかげ横丁」が広がる。式年遷宮が行われた平成5年に誕生。約1万3千平方メートルの敷地内には、江戸時代から明治時代にかけての伊勢の代表的な建築物が移築、再現されている。昨年には新たに日本神話を体感できる「神話の館」もオープンした。