『日本の7つの大問題』的場順三著(海竜社・1000円+税)【拡大】
■つながりわかればクリアに
さまざまな難局に直面している日本。「さまざま」とひとくくりにするのは簡単ですが、いったいどのような問題が具体的に眼前に立ちはだかっているのか、なかなか整理できていない人も多いと思います。本書では、7つのキーワードでその全容を明らかにしました。
著者は、財務官僚、国土事務次官、官房副長官(第1次安倍政権)と、日本の中枢を渡り歩いてきたまさに「日本通」。
日本の現状を理解するうえで選んだキーワードは7つです。「(1)少子化」「(2)コメ農業」「(3)防衛力」「(4)中韓・靖国」「(5)エネルギー」「(6)自然災害」「(7)元号」
7つのキーワードを貫く共通項は、日本という国が世界の一流国として繁栄し続けるために、最低限考えておかなければならないことだということです。
未曽有の少子高齢化問題。日本食の原点であるコメ・農業の改革は待ったなし。国土・国民を守る防衛力をいかに整えるのか。やっかいな隣国・中韓とどうやって付き合えばいいのか。現代生活に欠かせないエネルギーを安定的に確保するにはどうすればいいのか。災害大国といわれる国で生きる日本人のあるべき考え方とは?…実はどの問題も一つの数珠のようにつながっていて、そのつながりを理解することで、今の日本の問題点がクリアに浮かび上がってきます。
新聞を読んでも、いまいちニュースの全容がつかめていないなあ、と感じる方、ぜひ読んでみてください。(海竜社・1500円+税)
海竜社編集部 逸見海人