男性はアルコール依存症になりやすい
適応的な反応でも、それが行きすぎるととても辛くなります。生活にも支障が出てきます。そうしたときには医学的な治療が役に立つという意味で、病気と呼んでいます。
一般に、生真面目で責任感が強い人はうつ病になりやすいといわれます。しかし、うつ病は誰でもかかるもので、その人にとって苦手な状況におかれたときに発症すると考えたほうがいいでしょう。
人間関係を大切にする人は、仕事の成績よりも職場の人間関係の挫折が重くのしかかりますし、パフォーマンス重視の人は業績が落ちると気分も落ち込みます。たまたま「当たりどころが悪かった」だけで、誰でもうつ病になる可能性があるのです。
また、女性は男性の倍以上、うつ病になりやすいことがわかっています。業績をあげてもなかなか評価されない「ガラスの天井」に象徴される社会的な要因や、月経や妊娠・出産などによるホルモンの変化があることに加え、女性は「思考」を通じてストレスに対処しやすく、ストレスが心の中にたまりやすいという傾向があります。
一方、女性に比べて「行動」でストレスに対処することの多い男性は、そのためにアルコール依存症になりやすいことが知られています。
ただし近年では、女性の社会進出が進むにつれて、こうした男女差は小さくなってきているという国際的な研究結果も報告されています。