ウクライナ・ドネツク【拡大】
【国際情勢分析】
親欧米派政権が登場したものの、混迷を続けるウクライナ。その混迷の最大の要因の一つは、危機的状況にある経済だ。欧州を代表する穀倉地帯で、約4600万人の人口規模を持つウクライナだが、その経済はなぜ世界各国の支援なしでは立ちゆかなくなるほど悪化したのか。
対外債務はGDPの8割
「ウクライナの財政はデフォルト(債務不履行)寸前の状態だ」
ビクトル・ヤヌコビッチ前大統領(63)が追放され、大統領代行に就任したアレクサンドル・トゥルチノフ氏(49)は2月25日、演説でそう語り、ウクライナ経済が破綻寸前の状況であることを隠さなかった。
(2月)27日配信のインタファクス通信によると、新たに発足した暫定政権は、ウクライナの対外債務が国内総生産(GDP)の8割に当たる1400億ドル(約14兆円)に上ることを明らかにした。