サイトマップ RSS

【東日本大震災3年】「生まれてきてくれてありがとう」 (4/5ページ)

2014.3.11 10:10

母の下沢悦子さん(左)と、すっかりお姉さんぽくなったさくらちゃん=2014年3月5日、岩手県宮古市(鴨川一也撮影)

母の下沢悦子さん(左)と、すっかりお姉さんぽくなったさくらちゃん=2014年3月5日、岩手県宮古市(鴨川一也撮影)【拡大】

  • 母親の悦子さんの携帯電話で撮影された生後まもないさくらちゃん=2011年3月18日、岩手県宮古市(高橋美穂子撮影)
  • 所狭しと駆けまわる永沼珠音(しおん)くん。後方は母の千尋(ちひろ)さん=2014年3月1日、宮城県石巻市(大橋純人撮影)
  • 生後間もない頃の珠音(しおん)ちゃん=2011年5月17日(永沼千尋さん提供)

 3年前の3月11日昼すぎ、千尋さんは市内の産院にいた。「もう少しだからがんばって」。分娩(ぶんべん)室のベッドの上で看護師の励ましを受け、渾身(こんしん)の力で踏ん張っていたとき、経験したことのない大きな揺れに気を失いそうになった。停電でおなかの赤ちゃんの心音が確認できない中、吸引分娩に急遽(きゅうきょ)切り替えられ、地震発生から32分後の午後3時18分、3756グラムの大きな男児の産声が響き渡った。

 安堵(あんど)の余裕もなかった。「津波が来るぞ」。医師が声を張り上げる中、千尋さんと珠音君は毛布に包まれ、看護師に抱えられながら3階から屋上に向かう踊り場に避難。間もなく産院の1階は濁流にのまれた。

 「予定日がたまたま10日ほど早まって産院にいたから助かった。海沿いの自宅にいたら津波にのまれていたかもしれない」

 珠音君の祖母、鶴岡弘美さん(52)や兄の蓮翔(れんと)君(8)らも産院にいて無事だった。「珠音に助けられたんですよ」と弘美さんも言う。

家族の願いと愛情をたっぷり受けて

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5980円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ