サイトマップ RSS

南海トラフ 想定死者10年で8割減 政府計画 防災対策推進地域に29都府県707市町村 (1/5ページ)

2014.3.29 07:55

南海トラフ巨大地震の対策指定地域=2014年3月28日現在

南海トラフ巨大地震の対策指定地域=2014年3月28日現在【拡大】

  • 南海トラフ_減災目標=2014年3月28日現在
  • 南海トラフ_首都直下地震緊急対策区域=2014年3月28日現在、※被害は地震発生が冬の夕方、風速8mの最悪ケース

 政府は3月28日、南海トラフ巨大地震対策の基本方針となる「防災対策推進基本計画」を決めた。津波対策や建物の耐震化などを進め、最悪で30万人以上と想定される死者数を今後10年で8割減らす目標を明記した。全壊・焼失建物数は半減させる。対策を強化する「防災対策推進地域」に29都府県の707市町村を指定し、このうち深刻な津波被害が懸念される14都県の139市町村を、避難施設整備に対する国の補助が拡充される「津波避難対策特別強化地域」とした。

 安倍晋三首相は28日、政府の中央防災会議で「大規模災害から国民の生命、財産を守るため、引き続き緊張感を持って防災対策に万全を期す。政府一丸となり、スピード感を持って進めたい」と強調した。各自治体は今後、具体的な対策を示した計画を作成、国と一体となった取り組みが本格化する。ただ財政が厳しい中、避難施設整備や高台移転が進むかどうかは不透明で、住民の避難意識の向上などソフト面の対策が求められそうだ。

 今回の減災目標設定に当たっては、前提となる想定を死者33万2000人、全壊・焼失建物250万棟とした。広範囲で最大震度の揺れが襲うと仮定したため、政府が2012年に公表した被害想定を上回る数値となっている。

5地震の各大綱は廃止、一本化

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!

ページ先頭へ